誰にでも予想できることですが、ゲームの世界的な人気はどんどん高くなっていくと思います。これにより自分たちの言語でプレイできる、没入感の高いゲームへのゲーマーたちの欲求も増加するでしょう。そのため、ゲームのローカライズは選択ではなく必需となり、どの言語でローカライズするかを決めることが重要になりました。
ゲームだけでなく、グローバルコンテンツは文化的・言語的に間違いなく翻訳・ローカライズされなければなりません。海外市場に進出するゲーム開発会社に専門性のあるローカライズおよびゲームQA、GMサービスを提供しているLatis Globalが、本日は数多くのゲームメディアが共通して選定したローカライズの成功事例、グローバルゲーマーに愛されているゲームをご紹介します。
アサシン クリード Assassin’s Creed
「アサシンクリード」は、フランスのゲーム開発会社Ubisoftエンターテインメントが2007年製作・流通したゲームです。「アサインクリード」は、3人称潜入アクションゲームのうち最高のタイトルの1つで、驚くべきビジュアルと独創的なストーリーラインが印象的なゲームです。
「アサシンクリード」で、プレイヤーは自分のDNAの通して先祖の記憶を蘇らせる機械をテストするためのキャラクター、「デズモンド・マイルズ」(Desmond Miles)のロールになります。
「アサインクリード」は、北米やヨーロッパ市場のために英語やフランス語で開発されましたが、Ubisoftはアラブ語市場の重要性も認識していました。しかし、アラブ語は地域によって使用されている言語が50種類以上です。その問題を解決するために、Ubisoftは「アサインクリード」を標準アラブ語でローカライズして、さらに幅広いファンに楽しんでもらえるようにしました。
FIFAシリーズ
「FIFA」は、Electronic ArtsのスポーツラベルのEAスポーツで毎年リリースしている伝統的なサッカーゲームシリーズです。現在「FIFAシリーズ」は21種類の言語と12種類の音声に対応する形でローカライズされ、グローバル市場でサービスされています。「FIFA」は世界で最も販売量の高いスポーツゲームフランチャイズとして、ギネスワールドレコードに登載され、1993年初めてのリリースからおよそ20年間合計200億ドル(約2兆5500億円)の売上を記録しています。
最近、Electronic Artsは30年近くパートナーシップを結んでいた「FIFA」との契約終了により、リブランディングすることを発表しました。「FIFA 23」以後、EAはタイトルを「EA Sports FC」にリブランディングする予定です。
フットボールマネージャー Football Manager
「フットボールマネージャー」(Football Manager)は、イギリスのスポーツインタラクティブが開発し、セガがパブリッシングしたサッカーシミュレーションゲームです。
このシミュレーションシリーズの主な魅力は変わりません。監督のプロフィールを作成し、新しい監督としてクラブに加入し、クラブの目標を達成するために戦術・訓練や選手の移籍を自分で管理することができます。クラブの目標や予算、規模などによって変数は多いですが、ゲームの主なポイントは詳細事項をコントロールしてユーザーの指示によってシミュレーションされた試合を見ることです。
イギリスで開発されましたが、「フットボールマネージャー」のゲーム開発者は世界中のサッカーファンのためにゲームローカライズが必要であることを認識し、現在16種類の言語でグローバルサービスされています。
原神 Genshin Impact
「原神」(Genshin Impact)は、上海に本社を置いているHoyoverse(Mihoyoの前身)が作ったオープンワールドアドベンチャーゲームです。Hoyoverseは2020年に「原神」をリリースしました。「原神」は探検し、クエストを遂行し、キャラクターをアップグレードするために様々な要素を収集するゲームのポイントは維持しながら、冒険地域を拡大し、何十類の長いストーリークエストや幅広いキャラクター構築システムを持続的に拡張しています。
Hoyoverseの「原神」に対する愛情はそのタイトルを世界で成功させ、2022年基準に40億ドルの売上を達成することで、世界で最も高い収益を得たモバイルゲームになりました。元々中国のゲームである「原神」は13種類の言語と4種類の音声サービスから選択できます。
アングリーバード Angry Birds
「アングリーバード」(Angry Birds)は、2009年フィンランドのゲーム開発会社Rovio Entertainmentが開発したカジュアルパズルゲームです。
プレイの目的は、プレイヤーがスリングショットで様々な構造物や周りに配置されている緑の豚に向けて鳥を発射し、すべての豚を破壊することです。プレイヤーはゲームを進めながら新しい種類の鳥を利用できるようになります。
「アングリーバード」は中毒性のあるゲームプレイ、コミックなスタイル、そして安い価格で収益潜在力を持つフランチャイズとして成功し、多くの批評家から好評されました。
モバイルアプリマーケットリサーチ企業AppMagic (https://appmagic.rocks/google-play/angry-birds-2/com.rovio.baba)によりますと、Angry Birdsは2015年7月リリースからアプリ内購入で5億80万ドルを稼いだそうです。
そのうちアメリカはゲーム売上全体の63%を占めており、ドイツ(6%)、イギリス(5%)、カナダ(3%)、韓国(2%)がその後を継いでいます。
グローバルゲームとしてクオリティを極める方法
今まで紹介したゲーム以外にも、「アンチャーテッド」、「ワールドオブウォークラフト」、「ラストオブアス」、「ファイナルファンタジー」、「トゥームレイダー」、「ディアブロ」など、数え切れないほど多くのタイトルがローカライズされて世界中のゲーマーたちを熱狂させています。
このようにグローバル市場で成功の鍵となるゲームローカライズを行う際は、ゲームのトーンやスタイル、ユーザー経験を維持しながら背景画像・文化的要素・地域名・キャラクター名のようなゲームのすべての要素をターゲット国に合わせて調整しなければなりません。
もちろん、完璧なローカライズのためにはゲーム専門ローカライズ企業が必要なこともあるかと思います。ゲームローカライズについて気になることがありましたら、[TEL: +82-70-8270-8500 EMAIL: contact@latisglobal.com]までご連絡いただけると、ゲームへの情熱に溢れるローカライズチームが対応いたします。