게임 사운드 디렉터 인터뷰

ゲーム作りに必要な要素は、目を楽しませるアートや魅力的なメカニズムだけではありません。ゲームの完成度において重要な要素の一つは、ユニークかつ高品質のサウンドトラックです。ゲームのサウンドを担当する人を、サウンドデザイナーまたはゲームサウンドディレクターと呼びます。

今回は、海外市場に進出するゲームに向けて専門的なローカライズサービス、ゲームQA、ゲームCSサービスを提供しているLatis Globalから、ゲームサウンドの専門家の主な仕事内容と日常的な業務プロセスの詳細、そして必要なスキルについてご紹介すべく、Latis Globalのゲームサウンドチームにインタビューを行いました。 

吹き替え:ゲームサウンドのローカライズ? – [インタビュー]

1) 簡単に自己紹介をお願いします。
こんにちは、ゲームサウンドディレクターのユン・ソクミンです。ゲーム会社によってはサウンド制作者がいなかったり、内部で制作できないコンテンツがある場合もあります。私はこのような大小様々なプロジェクトを年に20~30件ほど担当しています。通常は私一人で働くのではなく、信頼できるチームメンバーたちと一緒にゲームサウンドを作っています。

2) ゲームサウンドチームにはどんな仕事がありますか?
ゲームサウンドの制作は、効果音・音楽・音声収録の3つに大別できます。時期によって必要なサウンドは随時変わってくるので、通常は2つ以上のスキルが求められます。最近はゲームサウンドにおいても体系的な制作が要求されるようになり、コミュニケーションやコンサルティング、スケジュール管理、予算最適化などのPM(プロジェクトマネジメント)的な役割も重要視されています。


3) サウンドデザイナーになるにはどうすればいいですか?
個人的には、ゲームサウンド系の仕事はサウンドに精通していてゲームが大好きな人なら、誰でもチャレンジできる職種だと思います。ゲームサウンド制作が初めての方は、まずアカデミーやYouTube、関連書籍などで基本的な流れを身につけてから自分が好きなゲームのサウンドを作ってみるといいでしょう。ただ、現場で求められる「ゲームに最適化されたサウンド」を作るには、応用と実装に関するトレーニングが必要です。そのための協働の機会を探している方は、インディーズゲームの制作チームにコンタクトして、一緒に仕事をしてみるのもいい方法だと思います。

4) ゲーム音声はどうしてローカライズするのですか?

4-1. ゲーム音声のローカライズとは?
ゲーム音声のローカライズは、海外のユーザーに興味を持ってプレイしてもらえるよう、その国の言葉で吹き替えやOSTなどのサービスを提供する作業です。ローカライズ作業は単純に翻訳や収録だけをするのではなく、その国の文化や価値観に合わせるのが何より重要です。このローカライズ作業にはキャラクターに対する解釈、声優のキャスティング、セリフの表現、演出も含まれます。同じキャラクターの同じセリフでも、原作の音声より吹き替え版のほうが人気が高いこともあり、しばしば原作を超えた「神吹き替え」と呼ばれたりもします。

4-2. ゲーム音声のローカライズを行うプロセス
ゲーム音声のローカライズは、翻訳(TEP)が完了した時点から以下のように行われます。

1. Project Design:資料や要件の分析、制作方向の設定、コストの最適化とコンサルティング
2. Actor Casting:ゲーム情報やキャラクター情報をもとに声優(サンプル)を提案・キャスティング
3. Script Preview:台本チェック、問題点の共有、校正、*脚色
4. Recording:クライアント、翻訳者、ディレクターの協働による録音
5. Audio QA:個別のファイルが要求された規格に合致するように編集、チェックして納品 


ゲーム音声のローカライズは、このように様々なプロセスを経て行われますが、各プロセスではローカライズパート単独で決定を下さず、常にデベロッパーの担当者とコミュニケーションしています。これはローカライズのクオリティを高めるためには必須の条件です。特に脚色は翻訳が終わった後も必要な過程です。吹き替えディレクターの視点から台本の単語や表現をより自然なものに修正したり、原文を参考にしてセリフの長さを調整する作業もこれに含まれます。機会があれば、各プロセスの詳細についてもお話ししたいと思います。

4-3. ゲーム音声のローカライズの重要性
ゲーム音声のローカライズにおいて、文化や価値観、宗教、政治的な話題を婉曲に伝え、単語や表現を調整することで、海外のユーザーにも抵抗なく受け入れられるようになるでしょう。ここで最も重要視すべきなのは、ユーザーは吹き替えのクオリティとゲーム性を別々に評価するわけではないという点です。

つまり、優れた吹き替えはそれ自体がマーケティング要素になり、逆にローカライズの失敗はゲーム全体への否定的な評価につながる可能性があります。しかも、吹き替えのクオリティはプロセスの都合上、収録段階ですべてが決まり、後に修正する場合はコストが大きく膨らみます。そのため、最近は吹き替えが必要かどうかのレベルではなく「いかに吹き替えのクオリティを上げるか」について悩むべき段階に入っているとの見方もあります。

5) ゲームサウンドのローカライズについて悩んでいるデベロッパーに、どうすればいいのか専門家としてご意見をお願いします。

ゲームをグローバル展開するにあたってローカライズ作業は欠かせませんが、大規模な管理リソースと専門性が求められるため、社内で行うには難しく感じることもあるでしょう。たとえば、日・中・韓・英の4カ国語を同時に扱うとなった場合、難易度は急激に上昇します。特に海外での現地収録を伴うプロジェクトの場合、時差やコミュニケーション、コスト、クオリティなどを管理するノウハウが必要になってきます。
 したがって、大抵の場合はデベロッパー単独で取り組むより、ゲームローカライズ専門企業と協力するほうがクオリティの高いアウトプットと合理的なコストを実現できます。なので、開発中のゲームに必要なローカライズサービスの範囲を把握し、その要件を満たせるローカライズ専門企業を慎重に選定して協力することをおすすめします。

今回はゲームサウンドの制作についてお話ししましたが、うまく伝わったでしょうか。ゲームサウンドや吹き替えに関するご質問などがありましたら、contact@latisglobal.comまでお気軽にお問い合わせください。