ホグワーツ・レガシーは、アバランチ・ソフトウェア(Avalanche Software)で開発され、ワーナー・ブラザーズ・インタラクティブ・エンターテインメント(Warner Bros. Games)やポートキーゲームズ(Portkey Games)でパブリッシングしたゲームです。本タイトルは原作IPの人気の影響でリリース前から世界中のゲーマーに大きく注目されてきました。
2023年2月にPC、PlayStation 5とXbox Series X|S用をリリースし、5週でフロム・ソフトウェア(FromSoftware)のエルデンリングが立てた販売記録を超えました。WB Gamesグローバルブランドマネージャーのリンクトインページによりますと、ホグワーツ・レガシーの販売量は、なんと予想販売量の256%を達成したそうです。下半期にPS4、Xbox One、Nintendo Switch版がリリースされると、それから販売量もさらに増える見込みです。
魔法の世界を満喫できるチャンス
ホグワーツ・レガシーは、イギリスの作家J・K・ローリングのハリー・ポッター(Harry Potter)シリーズに登場するホグワーツ魔法魔術学校が背景のオープンワールドRPGです。ゲーム内のホグワーツは原作の雰囲気を完璧に再現しているだけでなく、魔法を使う戦闘も驚くほどの完成度に実現しました。それ以外にも、様々なオプションのキャラクターカスタマイズで自分だけの魔法使いを作ることができます。
ゲームにはプレイタイムの長さに疲れないように、魔法の世界を満喫できる要素がいっぱい備えられています。プレイヤーは、ホグワーツに5年生の晩学の新入生として編入し、魅力的なキャラクターたちと友達になり一緒に授業を受けたり校内を歩き回りながらクエストを進行します。魔法で巨大なクモと戦ったり、ヒッポグリフに乗って空を飛んだり、新しく見つけた力を利用してゴブリンの反乱を鎮圧するなど、様々な冒険を楽しめます。
それに、ホグワーツ・レガシーには原作の世界観だけが反映されており、原作そのものを持ってきたわけではないので、見慣れているキャラクターやストーリーラインは存在しません。原作のファンは原作の中で留まらず、ワンステップ進んだ世界観を原作の内容と結びつけながらゲームを楽しむことができ、原作のファンではないゲーマーもサブクエスト・パズル・収集などの様々なコンテンツと魔法を使うことで臨場感のある魔法世界を楽しむことができます。
様々な年齢層のプレイヤー
ゲームリサーチ会社ニューズー(Newzoo)が行った、ホグワーツ・レガシーのプレイヤーの最も多い北アメリカ市場の10歳から50歳のゲーマーを対象にした調査で、ユーザーのうち約64%は男性であることが分かりました。そして、性別に関係なく10~17歳の年齢帯に最も人気が高かったですが、この通計は普通のアクションRPGプレイヤーの年齢分布とほぼ同じです。
ホグワーツ・レガシーのプレイヤーのうち最も大きい規模のプレイヤーグループがZ世代であることから見ると、原作IPよりゲームのジャンルとメカニズムがプレイヤーの人口学的通計にも影響を与えたと考えられます。その次をハリー・ポッターシリーズとともに成長し、ハリー・ポッターIPの最大ファン層とも言えるミレニアル世代で、中年層プレイヤーの数も少なくありません。このように、ホグワーツ・レガシーには様々な年齢帯と性別のユーザーがまんべんなく分布されています。
グローバル市場でのホグワーツ・レガシー
ニューズー(Newzoo)の別のレポートによると、ホグワーツ・レガシーは2023年2月基準MAUランキング5位を記録しました。PCとコンソールゲームを主にプレイする北アメリカと西ヨーロッパのプレイヤーが大多数でしたが、モバイルゲーム市場のほうがずっと大きい他の地域でもその割合はそれほど低くありません。これを見ると、ホグワーツ・レガシーは様々な国で愛されていることが分かります。
ハリー・ポッター世界観は長い間世界中で絶え間なく人気を集めていたので、ゲームリリースと同時に大成功したのは当たり前のことかもしれません。しかし、このように様々な国のプレイヤーがゲームを楽しめたのは、ゲーム内で多言語をサポートしているおかげでもあります。現在ホグワーツ・レガシーはインターフェースに14言語の字幕や8言語の吹き替えに対応しており、各国のプレイヤーがよりゲームに親密感を持ち、プレイに集中できるようにサポートします。
自分でホグワーツの生徒になって授業に出たり、友だちを作ったり、寮同士の関係を体験したり、学校のいろいろな場所を探検しながらゲームの中で自分をより自由に表してみたらいかがでしょうか。きっとホグワーツ・レガシーが魔法のようなゲーム経験をプレゼントしてくれるはずです。