熾烈な競争を勝ち抜きゲーム市場でのシェアを確保すべく、多くのゲームメーカーが新作を携えて市場に挑んでおり、年々、世界中で数えきれないほど多くのゲームがリリースされています。
このような市場状況において、長きにわたりゲーマーに愛され続けるゲームが存在します。2022年において最もプレイ人口が多かったゲームのラインナップと、愛され続けている理由について、海外市場進出のための最適なパートナー、Latis Globalが解説します。
2022年に最も遊ばれたゲームTOP4
1. フォートナイト – 1,230万人が同時にプレイ
実際にプレイしたことがなくても、『フォートナイト』というタイトルはゲーム関連のニュースなどで一度は耳にしたことがあると思います。
『フォートナイト』は絶えず変化と発展を続け、新たなトレンドの登場に合わせて様々な機能をアップデートし、大きな話題を呼んできました。毎月バトルパスをテーマとした新しいコンテンツをリリースし、テーマ性を保ちながらミュージシャンや著名人とのコラボを行い、大衆へのアピールを行っています。
さらには、より多くのゲーマーが『フォートナイト』を楽しめるように、マルチプラットフォーム環境も整えています。PC、PS5、Xbox、モバイルなど、ユーザーの好みに合ったプラットフォームでプレイできます。
2. リーグ・オブ・レジェンド – 800万人が同時にプレイ
Riot Gamesによれば、『リーグ・オブ・レジェンド』は約800万人のゲーマーが同時にプレイしているといいます。
現在最も人気の高いeスポーツである『リーグ・オブ・レジェンド』は、世界中で多くのコミュニティを有しており、オンライン上でトーナメントチャンピオンシップを観戦するために数百万人もの人々が定期的に集まっています。『リーグ・オブ・レジェンド』のワールドチャンピオンシップはeスポーツの頂点であり、世界チャンピオンのタイトルをめぐって11個もの地域のトップチームが競い合う大会です。
2021年の決勝戦では1分当たりの平均視聴者数3,000万人以上、最大同時視聴者数7,300万人を記録するなど、ワールドチャンピオンシップは視聴者数記録を年々更新しています。
3. Roblox – 約400万人が同時にプレイ
『Roblox』は単なるゲームの域を超えています。これは誇張ではなく、実際にゲームではないという点が『Roblox』の独特さです。『Roblox』はゲームを製作し、シェアするためのプラットフォームなのです。独創的なコンテンツシステムからなるゲーム開発ツールを一般のユーザーに提供することで、すべてのプレイヤーが自らゲームを開発できるようにし、多種多様なゲーム体験を促します。
『Roblox』は2021年の月間平均プレイヤー数が約1億9千万人を記録しており、同年の最高値は4月の2臆2百万人となっています。
4. 原神 – 約300万人が同時にプレイ
miHoYoが開発した『原神』は、2020年9月にリリースされた基本プレイ無料のオープンワールドRPGです。Alibaba Cloudによれば、同時に300万人のゲーマーがプレイしています。リリースからの期間で考えれば、本記事でご紹介するゲームの中で最新作に当たります。
『原神』はリリース以降2,300万回以上ダウンロードされており、2022年3月までの月間アクティブユーザーは5,900万人で、毎日約1,000万人のユーザーがプレイしているといいます。中国本土のみならず海外でも多大な人気を博しており、新規キャラクター、武器、景品、ストーリークエスト、イベントといった新しいコンテンツを継続して配信し、ユーザーを拡大しています。また、モバイル、PS4、PS5およびPCのマルチプラットフォームに対応したことにより、プレイヤーコミュニティも活発に成長しています。
愛され続けるゲームの秘訣
以上でご紹介したゲームは、一つの地域や言語に限らず、リリース当時から多言語のローカライズを行いグローバル市場へ参入したゲームであり、言語のみならず、ゲームをプレイするためのプラットフォームにも多様に対応しています。
ゲーム産業を取り巻く環境は刻々と変化しています。毎月のようにビッグタイトルの発表があり、そのほとんどはリリース後数年間、新しいコンテンツを配信するライブサービスの要素を備えています。しかし、新しいコンテンツが続々と登場しているものの、ゲーマーが必ずしも新規タイトルに関心を向けるとは限りません。ゲーム市場の傾向として、既存タイトルの勢いは続くと思われますが、どれだけ多くのプレイヤーを有していようと、世界各地のニーズを読み取り反映することを怠れば、長く人気を維持することはできないでしょう。
