ゲームを楽しむ層は世界中で約40%と言われ、その数はおよそ32億人にも上ります。今やゲームは多くの人々にとって、楽しい時間を過ごしてストレス解消にもなる、良質な趣味のひとつとなっているのです。適度に嗜めば、生活の質を大きく向上させることもできるでしょう。
幼い頃からゲームと共に成長してきた開発者たちは、ゲームの価値をよく分かっています。ですが、今は専門の開発者でなくとも、Robloxなどのプラットフォームを利用して誰でもゲームを作り、収入を得ることができるようになりました。今はアイデアさえあれば誰でもオリジナルのゲームを制作し、販売することができます。これはRoblox、Steam、App Storeのようなオンラインプラットフォームの登場により実現したものです。
収入を得られるのは開発者だけではありません。プロゲーマーやゲーム配信者たちも、ゲームをプレイすることで報酬を得ています。
今回は、海外市場に進出するゲームに向けて専門的なローカライズサービスを提供しているLatis Globalから、ゲームを楽しみつつお金を稼ぐゲーム産業の一面についてお話したいと思います。
ゲームの上手さで稼ぐプロゲーマー
プロゲーマーとは、特定のゲームで優れた実力を発揮し、eスポーツの大会に出て他のプレイヤーと競い合う、ゲームのエキスパートのことを指します。
ソロで活動するか、eスポーツチームに所属するかは、一般的にプレイするタイトルによって決まります。
プロゲーマーはeスポーツの伝説になることを目指し、一日に10～12時間を練習に費やしています。
プロゲーマーの場合、各個人の技量や経験にもよりますが、賞金やスポンサー契約、ストリーミング収入など、様々な関連サービスで収入を得ることができます。
League of Legendsワールドチャンピオンシップ、PUBGグローバルチャンピオンシップなどの有名な世界大会は、選手たちが自らの実力を証明し、プロのeスポーツチームにアピールするチャンスの場です。有名なeスポーツチームに入ることができれば、様々な活動によって富と名声を得られます。
このように、プロゲーマーは高い給与と手厚いサポートを手に入れることができますが、経験の少ない大多数の選手は給与も少なく、自分のスキルを披露するチャンスにも限りがあります。
オンライン上でのゲーム配信で収入を得る方法
ストリーマーとプロゲーマーの違いとは何か？
ストリーマーはファンにプレイを見せるためにネットで配信をするのに対し、プロゲーマーは勝負の結果そのものに重点を置いています。
視聴者の関心がそのまま収益に直結するため、
視聴者の数を増やすための動画制作や配信を根気強く続け、人々が見たいと思えるようなコンテンツを作らなければなりません。これは一見簡単そうですが、多くの試行錯誤や地道な練習、そして見る人を飽きさせないアレンジを続ける必要があります。十分な視聴者が確保できたら、今度は本格的に収益化を目指す番です。プラットフォームの特性によって、マネタイズの軸は変わってきます。
YouTube
YouTubeパートナープログラムに参加するためには、チャンネル登録者数1000人に加え、直近12カ月間の動画再生時間4000時間、または直近90日間のショート動画の視聴回数1000万回以上を達成する必要があります。ただし、米国、英国、カナダ、台湾、韓国で開設されたチャンネルを対象とする新たなプログラムでは、チャンネル登録者数500人と直近90日間に公開した動画の数3本に加え、直近12カ月間の動画再生時間3000時間、または直近90日間のショート動画の視聴回数300万回の達成で参加可能となっています。
Twitch
YouTubeと同様、Twitchではストリーマーが収益を得られるパートナープログラムを提供しています。YouTubeより有利な点として、Twitchではパートナープログラムに参加していなくても収益を得ることができます。寄付用のリンクは配信画面上に簡単に表示でき、視聴者はコンテンツに対する感謝のしるしとして投げ銭を送ることができます。
しかし、Twitchにおける最も一般的な収入源は、サブスクライブです。Twitchの定期購読者は月額で料金を支払うことで特別な絵文字を使ったり、購読者専用配信のコメント欄で発言できるなどの特典を受けられます。
ゲームには新たな可能性がある
一般的に、親は子供がゲームをするのを良く思わない傾向にありますが、最近の研究によると、識字障害の児童に速いペースのゲームをさせたところ、文字を読む能力が改善したとの結果が出ています。ゲームは頭脳の回転や判断力、記憶力、マルチタスク能力、注意力、集中力などを向上させる効果があるといわれています。
また、ゲームは歴史や文化に対する関心を深めたり、インスピレーションを得るきっかけになることもあり、新しい友達と出会える教育・学習の場としての役割も果たしています。
任天堂やソニーなどのゲーム会社による雇用以外でも、ゲームはこのようにして収益を生み出す新しい方法を提示してくれているのです。
オリンピック委員会でも、ゲームの公式種目採用を実際に検討するほど、ゲームの人気はすでに確固たるものになっています。
ゲームは無限の可能性を持つ成長産業です。世界のゲーム市場についてご興味がございましたら、contact@latisglobal.comまでお気軽にお問い合わせください。
